込宮珠美 近影

先輩たちにインタビュー

2020年入社 作画 / 込宮珠美

いちばんのやりがいは、
好きなアニメーターさんの絵を
毎日見られること。
ときには、立ち上がって
拍手したくなるような原画も。

小さな頃から家族一緒にアニメを見る時間が大好きでした。共働きの両親は忙しかったので、それは私にとって大切な宝物のような時間でした。ドラえもんが未来の世界に帰るお話で、父が一番号泣して、家族でそれをみて笑ったことを覚えています。年齢や性別、ときには国もこえ、笑って泣けるアニメって本当にすごい、私もいつかそれに携わる仕事がしたいと、いつしか考えるようになりました。

就職先としてシンエイ動画を選んだ理由は3つあります。まずは、子どものためのアニメを作っていること。次に、古くからの伝統を大切にしつつ、時代に合わせた新しい感覚も取り入れる柔軟さがあること。そして、キャラクターの動きの素晴らしさです。子どもたちが好きな丸っこいシンプルなかたち、限られた線で立体を起こすのは、書き込みによって補足が出来ない分難しいと私は思います。そんなキャラクターを自在に動かす人たちが集まるこの会社に興味がありました。

いま私は、月に800〜1000枚の動画を描いています。そうした枚数を描くためにはスピードが求められます。時間のロスとなる消しゴムを使わないよう、一回できれいな線を描けるようにしないといけません。そのために、先輩だけでなく同期からも、いいなと思えることを真似するなど、早く描くための努力を積み重ねてきました。ちなみに、正円ではない絶妙な楕円の多いドラえもんはアニメーター泣かせです。少しのゆがみでも目立ってしまうので、本当に難しい!

きれいな線で清書できたときはもちろんうれしいですが、仕事のいちばんのやりがいは、好きなアニメーターさんの絵を毎日のように見られることです。ときには、立ち上がって拍手したくなるような原画もあり、そうした絵を動画にするときはすごく楽しいのです。

私自身は、どんな絵でもムラなく安定してこなせる職人的なアニメーターにあこがれています。会社には「あの人がいれば大丈夫」と周りに思われているアニメーターさんがたくさんいらっしゃいます。私も早く、周りに頼られるアニメーターになりたいですね。

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