あらすじ
東西新聞社は創立百周年を迎え、記念行事として、社主自らの企画による「究極のメニュー」づくりが行われることになる。
この記念企画にたずさわるものは鋭敏な味覚の持ち主でなければならず、社員の味覚テストが行われた結果、この任務に選ばれたのが社内一のグータラ社員山岡士郎、そして新入女子社員の栗田ゆう子の二人であった。
この企画を初めは馬鹿にしていた山岡だが、料理を取材中偶然に出会った一人の男への敵愾心と競争心から次第に「究極のメニュー」づくりに情熱を燃やし始める。
その男とは・・・久しく会うことがなかった、山岡の実の父親であり陶芸家、そして希代の美食家、海原雄山であった。自らの美食の追及のためには、妻(山岡の母)への精神的犠牲も省みない傲慢な父親を未だに憎み、許すことができない。
希に見る鋭敏の味覚の持ち主として、様々な料理に出会い、「本物の味」を見つけようとする山岡は、そのような父親を乗り越えんがために「究極のメニュー」づくりに打ち込む。





